株式会社BINGO

2026/01/09 FRI - 2026/01/10 SAT

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BH AUCTION 1.10 at City Circuit Tokyo Bay

1989 Porsche 911 [type 930]

  • 静岡33を引き継ぐ
  • ファミリーワンオーナーカー
  • 整備記録簿完備
  • ガレージ保管
  • 雨天未使用
  • 走行距離 41,965km

1973年のフランクフルト・モーターショーでプロトタイプとして初披露され、1975年に市販が開始された Porsche 930。当初 “930” の型式は、このモデルから導入されたターボ仕様のみに与えられる特別なコードであった。
一方、自然吸気モデルは長らく“901”系の流れを汲んでいたが、1978年に NA モデルも 930 へ統合。その後、964 へとバトンを渡すまでの 11 年間にわたり、930 シリーズとして製造が続けられた。デビュー時には従来の 911S と同等となる 3.0L フラット6を搭載し、1984年にはボアを維持したままストロークアップによる 3.2L 化を実施。最高出力は 1973 年の Carrera RS を上回り、これによりレーシングモデルにのみ冠されていた「Carrera」の名が復活、以降 NA モデルの象徴として広く用いられることになる。
本個体は、その 3.2L 水平対向6気筒 NA エンジンを搭載した後期型の 930 Carrera。そして、平成元年生産の“ラストイヤー”にあたる貴重な一台だ。
さらに特筆すべきは、新車時から変わらず “静岡33” ナンバーを継承している点。かつて静岡で Porsche を扱っていた 静岡スバル(ミツワ経由) から新車納車された由緒ある車両で、走行距離はわずか 41,965km にとどまる。点検整備はディーラーで継続的に行われ、記録簿もすべて揃う。
現オーナーは、義父から譲り受けたあとも、新車時からの “ガレージ保管” と “雨天未使用” という2つのルールを忠実に守り続けてきた。これこそが、今日まで極上のコンディションを保っている最大の理由である。
加えて、経年でくすんでいたボディを同色にてリペイントし、エンジンルームのインシュレーターも貼り替え済み。外観・機関ともに申し分のない、理想的な 930 Carrera と胸を張って言える仕上がりとなっている。

LOT NUMBER9

ESTIMATE:

¥20,000,000 -
¥23,000,000

車台番号 WP0ZZZ91ZKS102120
エンジン番号 64K03798
オドメーター 41,965 km